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<人とヒトのある場所で。 Wrote by いつき>

今日は、話題の(?)「コミュニケーション能力」について少し考えてみました。

就職活動をする中で、グループディスカッションというものが存在します。
これは、いきなり初対面の学生数人とかなり具体的な題材について議論し、30分程度で結論を出し、発表するのです。
この選考でみているもの、それはやはりうわさのコミュニケーション能力なのでしょう。
仕事を行っていくうえでも円滑に周りとコミュニケートできるか、ディスカッションできるか、実践的な内容を用いてみているのでしょう。
これが今学生にすごく求められています。パソコン、携帯世代だから対面でコミュニケーションできないと侮られているのでしょうか・・・


ある就活指南本には「ディスカッションの口火を切ったものが採用される!」とか、
「積極的に議長を務め、全員に話をまわせ!」とか、「他の意見を否定するな!」とか書いてありました。
・・・否定的な意見もあってこそのディスカッション。もし全員がそれやりだしたら
明らかに議論全体がおかしな方向に進むような気がします。選考できませんやんw


そもそもこの「コミュニケーション能力」ってなんなのでしょうか?


能力以前に、オトナとコドモではコミュニケーションをとる上で意識が大きく違いますよね。
今わたしはちょうど学生という守られた存在から、社会人として出て行く準備期間にいるからかもしれませんが、それはとても顕著に見て取れます。

オトナとコドモの違いは、ほいっっとその場の空気でひとの輪に入れるか入れないか、だと思います。

オトナになると、いろいろ考えますね。
瞬時に、無意識のうちに、これまでの経験や今の自分を築いている何かを並べ立てる。
(どうみられているのか? どれが正解なのか? 群れから外れていないか??)
そして、一人では簡単に動けないような気がします。
だけど、その場に「えいやっっ」と1回打ち解けてしまったら、居心地がいい空間へと自分の力で切り開いて
なが――く付き合っていける。
これは時間を無駄にしないやり方かもしれないし、生きていく上で大切な、身につけた力です。


けど、コドモは??
最初こそ、様子見をするもののそのうち解けるスピードといったら!
素直さなのでしょうか。敬語っていう文化もなく、誰がなんだろうと、よくも悪くもその場のノリで動ける。
そこには自分ひとりでは抗えない流れがあって、その場に一人でいるわけでもなく、いつまでもずっと同じことができるとは限らない。
だからなのかな?その場の楽しさ重視だよね!!(ぁ。最近のコドモは空気読むのかな??)


ミュージカルに来るコドモたちも最初はやっぱり様子見をする。
だけどすぐに打ち解ける。年齢に関係なく、前にやったことがあるものがリードする。
ミュージカルの中では、それはオトナでも同じこと。
だけど、年齢、言葉というハードルがない分コドモのそれは至極自然に行われる。


それプラス、ミュージカルをしてる子はいい意味で空気を読んで、空気を読んでいないんだと思う。
その場にただ合わせるんじゃなくて、便乗?
おもろい!と思ったことを、相手に負けないだけ自分もする。
新しく入った仲間には輪に入りやすい空気を作って、誘い込む。
たまーに、誰かのそっとしておいてほしい空気を察知したら、みんなほっておくけど誰か一人はそっと寄り添う。


こうやって人との距離感、ぶつかり合って怪我しない範囲や、関わりあっていくという感覚を身につける。
これがコミュニケーション能力なんじゃないかな?とわたしは思います。


これは大人になってからも失いたくない感覚だし、いい意味でKY(空気読まない)でいたい。
いつも従順ではその場は円滑かもしれない。でもそこからは何も生まれないと思います。
オトナでコドモ。
いいとこ取りでいたいです。わがままなんで。


人間に一番近い種である猿人のボノボは仲直りするとき、おしりとおしりをくっつけるんだって!!by テレビ
わざわざ相手追いかけていっておしりくっつけてた。
そっぽ向いてたら仲悪そうに見えるけどなー・・・


たしたち人間の世界にも顔を見ていなくてかける言葉もあるし、背中で語る何かもある。

なにも言葉で表して周りを動かすこと、周りを面白くすることだけがコミュニケーション能力じゃないから。


きっとそういうことです。
そういうところもみてほしいよネっっ!!
これもひとつ、ミュージカルで身につけた能力。


以上。企業からコミュニケーション能力を推し量られる学生のひとりでした♪


いつき



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