本日 33 人 - 昨日 78 人 - 累計 137377 人
RSS

しらゆき姫練習日記 10月31日 第12回.newsより

今回は「嘆きの歌」を中心に練習しました。
毒リンゴを食べて眠ったままになっている白雪姫の周りで、小人や動物、宮殿の侍女たちが悲痛な声で嘆きます。「どうか目を覚ましてください」。
普通の声では悲しみが伝わりません。胸をつめて、うめくように泣きながら歌わなければいけません。
そこで先生は詩を出して出して、詩の中の泣き声から練習するようにしました。

「なくしもの」 木村信子

どこでなくしたの と きかれたから
なくしたばしょを しんけんにかんがえた
いくらかんがえても わからないから
そういうと
ほんとに ぼんやりなんだから
と しかられた
もういちど よくかんがえてみて
たぶん あのとき
あそこかもしれない と いうと
なぜ そのとき
すぐに きがつかなかったの
と しかられた
ひとりに なってから
さっき いわれたことと おなじことを
いいながら
じぶんで じぶんを せめた
かってもらったばっかりだったんだもの
いちばん くやしいのは
ぼくだもの


この「ぼく」の気持ちは誰しも一度感じたことがあるであろう、とてもわかりやすいイメージです。
子どもたちは粟島リーダーにつづいて「ヒステリックに怒るお母さんの声」と「ぼくの気持ち」を対比させて、すっかりこの詩の世界に入り込みました。
その声で再び「嘆きの歌」を歌ってみると・・・なんということでしょう!!
みごとに悲しみが声に表れていました。
本番でも会場全体を悲しみの渦に巻き込むことができるでしょうか?
この調子ならきっとできるっっ!(いつきのvoice)



コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):