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<脈々と続くイメージ byいつき>



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ミュージカルファンタジー
「オズの魔法使い」
12月26日(月) 18:30開演
吹田メイシアター 大ホール
チケット:1500円(3歳以上)

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私が初めて全編にわたって出演した作品は「オズの魔法使い」で、そのときは小学2年生だった。


刈り上げの女の子に先生は花の精(ポピー)の役を与え、
忘れもしない初めてのセリフは「ぴーぽーぴーぽー。ニュースよ、ニュース」だった。


当時はたしか60人近い出演者がひしめき合っており、当然年上のお姉さま、お兄さまが大勢いらっしゃった。
セリフを言わせたら、踊りを躍らせたら、そりゃあ輝いて見えましたとも。
いつか自分もこうなりたいと、胸躍らせましたとも。


そのキラキラの頂点に君臨していた役、というのが「オズの魔法使い」最強の悪役イブリーンだった。

誰もがひれ伏すその役に、それを演じるこれまたパワフルなお姉さんの立ち居振る舞いが加わって、
それはそれは圧倒的な存在感を放っていた。

言うなればもう、トップ オブ カッコイイ。

私にとってイブリーンというのは、そんなイメージが染み込んでいる役なのです。



この夏。不覚にもイブリーンを引き当ててしまった。(オーディションで)
初めての悪役やったー!!!と思ったと同時に思い出したことがあった。


小学校か中学校の卒業記念に学校の課題で、確か20歳の自分に当てて手紙を書いたはずだ、と。

まったく筆の進まない私は、その手紙にとりあえず、ミュージカルはまだやっているか、その年にはイブリーンをやっているんじゃないか、と書いたのだ。


たぶん20歳にもなれば、あのときのお姉さんたちのような、カッコイイ役ができる私になっているはずだという、希望的観測も込めて書いたのだろう。


身近に「こんな風になりたい!」と思える人がいて、
そこに追いつこうと一生懸命になることほど楽しいことはない。具体的な目標が存在するとしないでは伸びる勢いが違う、と思う。


御年21で、ちょっと計算は狂ったけれど、予言(?)どおりにイブリーンになることができた。
今まで見てきたイメージは脈々と受け継ぎつつも、いつきらしいイブリーンで舞台に立つ予定!!
絶対たおされへん!!!!


カッコイイ大人に囲まれて育ったはずの私が、カッコイイ大人になれているかどうか。
それは本番で明らかになるはず!
ミニキテクレヨナ!!


今度は私が、誰かのトップ オブ カッコイイ像になれるといいなあ、と思う。





~いつきの3行プロフィール~
現在21歳。ピチピチの女子大生と言っていられるのは今年まで。ミュージカル話押しで内定をゲット。
5歳で初舞台。歌と踊りとお芝居と、それぞれにそこそこできると本人は思っている。
中学の演劇部の発声で体得した声のでかさと、高校の器械体操部で体得した柔軟性、俊敏性を武器にこどもたちと戯れ、味方につければこっちのもんさ(ニヤリ)。



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